Q&A

よくあるご質問と回答、治療の注意点やリスクについてご紹介しています。

どこで治療を受けられるの?

まずは掛かりつけの歯医者さんに取り扱いがないか聞いてみましょう。
ワイヤー矯正治療は、原則矯正の専門医にかからなくてはいけませんが、マウスピース矯正は一般歯科でも取り扱いがあるところもあります。
歯の状態によっては専門医でないと治療できないケースもあることにご注意ください。
マウスピース矯正も、​診査診断をしっかり行う必要があります。メーカーやクリニックによって違いがありますので、ご自身で調べたり、歯科医師に相談したりしましょう。

どれくらい時間とお金がかかるの?

患者さんの歯の状態や目指す治療目標によって大きく異なります。
前歯など部分的な矯正のみ行う場合もありますが、かみ合わせ改善のためには原則的にすべての歯を対象とした治療計画を立てます。
ワイヤー矯正より安価な場合もありますし、治療内容によっては高価になる場合もあります。

アライナー矯正とマウスピース矯正はどう違うの?

マウスピース矯正のことをアライナー矯正とも呼びます。
アライン(Align)とは整列するという意味です。

治療中、食べ物や飲み物に制約があるの?

マウスピース装着中は、食べ物をかんだり冷たい水以外のものを飲んだりすることはお控えいただきます。間食や甘い飲み物を我慢しなくてはいけないので、同時にダイエットを試みる患者さんもいるようです。コーヒー紅茶などは食後に飲んで、歯磨きをしてマウスピースを装着するなど、工夫してみると良いかもしれません。

マウスピース患者さんの1日

歯医者さんで、​どんな検査をするの?

治療の流れについては、3.マウスピース矯正についてでご紹介しています。
必須となる検査は、お顔全体の写真撮影(正面、横、笑顔)、お口の中の写真、歯型取りの3種類です。
そのほか、口の中全体のレントゲン写真(パノラマ写真)によって、歯の表面だけの情報では分からない歯の根っこの状態や向き、親知らずの生え方、現在の虫歯の状態や過去の治療の痕などを確認することが出来ます。
CTを撮影すると、3次元で歯の表面から根っこまでの状態を確認できるため、より安全で安心な治療計画を立てることが可能です。レントゲンやCTに関しては、患者さんの歯の状態などによって、歯科医師が撮影するかどうかを判断します。

治療の流れ

治療の痛みはどれくらいあるの?

多くの方に多少の痛みや違和感がありますが、個人差が大きいようです。
素材やマウスピースのふちの形によっても異なりますが、ふちの形が選べるメーカーもあります。マウスピースのふちが歯茎までしっかり覆うタイプや、歯と歯茎の境目に沿ってトリミングされたタイプがあり、それぞれ見た目、違和感、歯の動きに若干の違いが出ると言われています。いずれにせよ、装着しているうちに慣れていく方が多いようです。
強い痛みが継続するようであれば、歯医者さんに相談する必要があります。

治療に必要なマウスピースは何枚必要なの?管理が大変そう。

10日から2週間程度で交換が必要となるマウスピース。
1年間の治療期間だとすると、上下2枚を2週間ごとに交換する計算では約50枚使用することになります。全部のマウスピースを一度に患者さんにお渡しするクリニックもあれば、少しずつ提供するクリニックもあります。使い終わったマウスピースは廃棄して大丈夫ですが、現在のマウスピースが破損した場合や紛失した場合に備えて、一つ前の治療に使ったマウスピースを保管しておく方が多いようです。​
また、治療開始の時のマウスピースを記念に取っておいて、どれだけ歯並びが改善したかを確認する方もいるようです。